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徒然草子G

〜 私的『痔』日記 〜

入院生活3


98年5月9日(土)のこと

術後8日目。
5:30、排便。出る瞬間の多少(?)の痛みと恐怖感はまだ消えないが、便後の痛みの引き具合も早く良好。出し切った爽快感も心地よく嬉しい。治っているんだという実感がふつふつと湧く。

Gクン手術の日。手術前「腹減った、腹減った。」と言っており1週間前の自分を思い出し、「ふふふ」と笑いがこみ上げてくる。今日は大安ということもあり又々4名退院。年配の方や、特に仕事をもたれていないご婦人方等は大概「大安」の日に退院されることが多いようである。
今週は一挙に8名が退院し、3名入院(手術は1日1人。手術日が3日だけ)されただけ。おまけに2週間を経過して外出・外泊許可が出ている人が多くなり、今日は私のいるフロアは12床のうちたった3人だけ。非常に静かであった。と、言いたいところであるが、外装工事とかで終日うるさかった。(笑)


98年5月10日(日)のこと

術後9日目。
6:15、排便。良好。

今週末は外出できると思うと大変嬉しい。でもこの週が長いのだろうなと思う。
Gクン病室に戻って来る。元気そう。廊下もスイスイ歩いている。「なぁんだ、つまんねぇの。でも、あと2〜3日するとくるんだろうな、にっしっし」と噂する不良先輩患者達。その輪のなかに私がいることは当然であった(笑)
案の定、6日手術のTさんが今日から最初の大きなヤマにさしかかったようである。カニ歩き(つたい歩き)まではいってないが、完全なペンギン歩きである。みんな同じような経験してきてるし、本人も数日のうちに良くなるだろうと確信しているので、トイレから出てくる度に見てる方も見られてる方も大笑いである。笑うと痛い。くしゃみはもっと痛い(笑)

間食夜食をできるだけ控えた(早い夕食にも慣れてきたし、もともと間食しないタイプだったので苦にはならない。)おかげか体重が2kg落ちて75kg(入院時より+2kg)まで戻った。
今日は午前中に章太郎来る。1時間程、一緒に遊ぶ。


98年5月11日(月)のこと

術後10日目。
5:45、排便。朝一番、寝起きの1日1便に習慣ついてきたか。良好である。

就寝前(前夜の10時から11時くらい)に下剤みたいなのを1パックの牛乳かヨーグルトで飲む。朝起き抜けに牛乳1パックを飲む。階段を1〜4階まで2往復(これが唯一の定期的な運動)するとムニュムニュと快便。でそうなんだけどなぁ、って時はウォシュレットで少し刺激してやるとバッチシである。
しかし、今はこの夜飲む下剤と朝夕の軟便剤があるからいいけど、退院後はチョット不安だなぁ。以前が以前だっただけに…。かと言って、いつまでも薬に頼るわけにいかないしネ。

明日、Kさんが退院するのでお好み焼きの出前をとり、ささやかなパーティ。ほんとにお世話になりました。


98年5月12日(火)のこと

術後11日目。
3:15と6:45の2回排便。深夜、痛みで目が覚める。排便時も痛かった。排便後約10分程で痛みひく。日曜から止めていた痛み止めを飲む。朝の排便は少し怖かったが通常通りで良好であった。ホッ。念のため、痛み止めを補充してもらった。


98年5月13日(水)のこと

術後12日目。
5:45、排便。調子は良い。もう退院させてくれてもいいんじゃないのなんて思うけど、ここはあせらずじっくりと。なにせ、まだカット綿には少し血がついている(ほとんど薄いピンク色になったけど)し、排便の時も実際にはピリピリッとするのは事実だけど。それに、まだ完全に糸が溶けていない(抜糸はなく、糸が自然に溶けます)んだもんね。もう少しの我慢、我慢。痛みはなかったが、昨日のこともあり就寝前に念のため痛み止め2錠を飲む。

今日は部屋替えされた。原因は自分にあるのだし、知らず知らずのうちに迷惑かけていて恐縮しまくりの頭下げてお詫びする1日であった。

以下、日記「徒然草子」より
私のいびきは大きい。らしい。
自分ではっきりと聞いたことない(自分のいびきで起きたことはある)ので、どの位大きいのかわからないが、妻は結婚当初ビックリして驚き跳ね起きた。最近は、鼻の穴に指を突っ込んでも無理矢理止めてるらしい(そんなこと気にせず寝てる私ですが)。おまけに寝言も大きな声ではっきりしゃべるらしい。これは章太郎もそうであり、寝ながらふたりで掛け合いしたこともあるみたい(妻談)。

で、いびきが元で部屋替えになってしまった。
先週末、先生から「大きいいびきかいてじゃけぇ、うちまで聞こえるわぁ(笑)」と半分ホントとも冗談ともつかない会話をしてたのだけど…

今日の処置の前に看護婦に呼ばれ診察室へ、何事かと内心ドキドキしながら先生の前に「あ〜、申し訳ないけど部屋替わってもらってもええかなぁ。その、なんだ、いびきがチョット大きくて。305号室が今、空いとるけぇ、そこでもええかなぁ」とお願いともつかない指示があった。にべもなく了解したが、同室と隣室の患者に申し訳ない気持ちでバツが悪かった。お詫びしてまわる。
「お手数かけます。申し訳ない。」「いやいや、ありゃぁしょうがないけぇ。じゃぁ、午後移ってもらうんで準備だけしといて。」と、いうことで部屋移動。トリプルの一人使用ってことで、のーびのび。でも少し淋しい?(笑)


98年5月14日(木)のこと

術後13日目。
6:00、排便。出始める時、なんだか硬そうな気がしてびびる。若干これまでより太めであった気がする。痛みはどんどん薄らいでいき、昨日あたりから痒みを感じはじめている。これも治っている過程であるらしい。
患部に頻繁にウォシュレットするのですが、まわり(例えばタマタマちゃんの裏側あたりとか)もよく洗浄して暖めることに注意が必要。そうしないと、乾燥したりヒビ割れたりすることもあるとか。


98年5月15日(金)のこと

術後14日目。
6:30、22:00の2回排便。昨日に続き、便が太くなっているよう感じる。現在、特に不調を感じないが、退院後に以前のような硬ぉ〜く、太い便に戻ったらどうしようと少し不安がある。食生活の改善(これまでも献立的には申し分ないものであった。ただ食事時間が不規則であったり、忙しさを理由に抜いたりしてた)だけで大丈夫であろうかと心配になる。

今夜は今日・明日手術のヒトを除き入院患者全員集まって、出前のお好み焼きパーティ。外来の待合でワイワイガヤガヤ。夜勤の看護婦さんも一緒に楽しむ。明日と来週前半に退院する方の壮行会も含めて。見渡してみると、ついこの前新人クンであった私もいつの間にか古参の部類に。
みんな楽しいメンバーである。相変わらずウンコの話(うら若い独身女性もいるけどこの場では平気)や、患者同士の物真似をしたりで大笑いである。また、看護婦さんに色々な質問が飛び交う。退院後の性生活のことなど大爆笑しながら話したり、真面目に肛門の仕組みだとか手術の方法などの解説があったりでお開き。



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