ついに今日病院へ行った。
昨夜は小さい打ち上げがありタクシーで帰宅。会社へは妻に車で送ってもらう。行く決心はついていたのだが、あれこれと往生際の悪いような言葉が口から出ちゃう。(しかし、何かしゃべってないとどうも落ち着かない気分であったのだ。) マナーとして(?)きれいにシャワーあびて準備を整える。朝、少し便意はあったのだが、あの状態(痔核が脱出)ではどう考えてもいやと言うより死ぬほど痛いだろうから我慢した。通常は引っ込んでいるんだけれど、今日に限っては排便後でもないのに何故だか少しだけかわいい頭をのぞかせていた。「うん、うん、ちょっとだけ出てるね。いつもと全然違うから大丈夫、大丈夫。」って、私のオシリを覗き込む(チェックする)妻の声がむなしい。
11時過ぎに自分の車で行く。地元ではコノ道では一番との病院である。駐車場が狭く3回も切り返して(1回は余計だった)やっと車から降りる。
受付で「どうされましたか?」と聞かれ「えぇっと、痔がちょっと…」って答えるが早いか問診表を渡される。
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すり硝子の向こうにごそごそ人影が。 看護婦さんらしき人影がドアに近づく。ゴクっと唾を呑み込む。 「はい、どうぞ中へ入って下さい。」と、にこやかに(あくまでにこやかに)声をかけられ、診察室に入る。
「よろしくお願いします。」だんだん声が小さくなっていく(笑)
「はい、ベルトとチャックを緩めてベッドにころんで。そうそう、右を下にして、はい、膝曲げて。はい、もう少しお腹の方へ向けて、そうそう。」と看護婦さんの指示。
ちょい待ち。いきなりですかぁ。もっと、先生とお話をして、打ち解けてから・・・
「はい、もう少しですからチカラを抜いて。肛門を緩めて。はい、あぁ〜」 なんかグリグリされてるような、お尻からお腹に突き上げるような感じ。それにもまして、ホントに痛いのかどうかわからないくらい痛い。めくるめく疝痛と鈍痛、これぞ倒錯の、、、なんて思えないが。看護婦も先生も誰もいなくて、この世のなかに自分とこの痛さだけが存在しているような感じであった。
そして、現実に戻される時が。
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診察台から降り、どこぞのおじさんがトイレの後身繕いするように「ふぅ、よいしょっと」と、がに股でズボンのファスナーを上げる。
先生が絵を書いて説明してくれる。
「先生、切らんとダメですか。」
手術するしないはどっちでもいい。しなきゃ治んないことも覚悟はできてた。しかし、しかし「3週間」ってのは考えこんでしまう。
「先生、ほんとに3週間もかかるんですか? ちょっと3週間まとめて休むのは困難な状況なんですが…」
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注射を打ってもらいながら、ベテラン看護婦さんに「手術して3週間位入院したらどのくらいかかるんかなぁ。」と聞く。 「そうねぇ、本人(保険者)だからそんなにはかかんないんじゃないのかなぁ? 私らじゃはっきりわかんないから、会計の時聞いてみればわかるかもよ。」と、のんびり答える。
薬をもらい会計をする。 で、結局内痔核3個(ほとんど4度に近い3度)脱肛との診断であった。
病院を後にして車に乗り、妻に連絡。 今年は出産もあるしで、来年の確定申告の医療費控除(たいした額じゃないけど)だけが楽しみ? って、言ってる側から領収書もらうの忘れたよう。。。
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痛ッ! ひぃ、いててててぇ。入らんよぉ。座薬が入んねぇよぉ。 昨日はすんなり入ったのに。
今日は夕食後に便意をもよおしたので躊躇なくトイレへ。排便後、内痔核はいつものとおり脱出してる。痛くてとても拭ける状態ではない。いつもより痛いんじゃない。風呂に入り、優しくシャワーで流す。長男(4歳)は心配顔をして覗きこんではくるが、一緒に風呂に入れる喜びのほうが大きくはしゃぎまわっている。
優しくタオルで拭いて、さてと座薬入れよう。と、、、
で、座薬にクリームみたいな薬をつけ、ソロリと挿入しようとしたんだけれど、痔核にあたって「ひぃッ」
何度かトライするが入らない。と、言うよりどこがどこだかわからない。いったい私のオシリの穴はどこへ行っちゃったの? 早く切らなきゃダメかな?
寝ころび、少し痛みもひいてきた。
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決めた。 「切る」ことに決めた。 決心したら早かった。あれこれと仕事の段取りをする。多少無理もあるけどGWかければなんとかできそうか。顧客とこちらの都合もあり27日の打合せは動かせそうにないけど。この2〜3日は大きいかも。できれば25日くらいに手術できればベストなんだけどと思っていた。但し、GW外れるようだと日程考え直さなきゃ、との思いを胸に秘め病院へ。
先生に日程があうことの条件付きで手術の申入れをする。 手術することを決めた(それもできるだけ早く)のはいくつか理由がある。
「これは、ほっといても絶対治らない。問題がないかぎり(←あったら困るのけど)切れば治る。」って自信を持って言われたこと。
それと、このサイトを通して勇気を持てたのが大きいのではと思う。自分で言うと変なのだけど、サイト運営者としてではなく1ネットサーファー(笑)として触発されたって言うか乗せられちゃったような感である。
それに、サイト運営者としてのハク付けに(笑)、これはジョークだけど、どうもここ数年「いつもシカメッツラしてる」(←「痔」のせいだけではないのは事実だけど)って言われてるし 子供が3人となることを考え、みんなをだっこして遊んでやりたいと思うと、どうしても弊害となるであろう「痔」を完治させたいという強い思いを持っている。これが一番の理由かも(笑)
そんなこんなで手術することになってしまった。 |