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徒然草子G

〜 私的『痔』日記 〜

痔主の生態
(旧「F氏のぼやき」一部加筆


痔との出会い

88年(当時27〜8歳)頃、残業しまくりの新橋人情横町で看板まで呑みまくりの、その上幡ヶ谷でもという生活が続いていた。排便後たまにイボのようなものが顔をのぞかせることがあった。痛くも痒くもなく、ちょっと押すとすぐに戻る状態であった。これがこの後約1年半のアメリカ留学期間もあまり意識することなく続いた。

結婚する直前(92年:当時31歳)頃、排便の後かすかなピリリとした痛みと共にほんの少しの出血があった。元来、便秘体質だった為か、固い便が通常であり、たまにキレていた。それで、特に気にすることもなく「又、キレちゃった。」って、気楽に考えていた。
妻にも、自分が便秘体質であることや、たまにキレてパンツに血がついててもあまり気にしないように話もしていた。結婚後は、繊維質のものが意識的に食卓に並べられたりもした。そして、特にそれまでとかわらぬ状態が少し続いた。

92年の末、タイ・マレーシア方面への長期の出張(新婚なのに!)があり、帰国した時には、排便後は必ず露出(脱出)するようになってしまっていた。



排便のこと

子供のころから便は遠く、だいたい週2回からたまに3回位であり2日連続で排便するってことはめったになかった。そのかわり1回に費やす時間は長く、短くても10分以上。普通はだいたい30分ぐらいである。
そのせいか、朝の忙しい時にはせず、夜ゆっくりすることが多かった。ただ、困ったことに、洋式でも必ずといっていいほどしびれがきれていた。(笑)

他人と比べたことなどないが、1回の量は多いのだろうと思う。便座に腰掛けている間に、何回かに分かれてもよおすのである。最初、ムリムリッて出て(これが、また固いヤツ!)、その後、ドドッ、ドドッと間隔をおいて出る。だんだん量は少なくなるのは事実であるが。長便・痔主特有の残糞感があって、なかなか便座を立てないのである。拭いた瞬間、又もよおしたりして。(笑)

まぁ、排便の時間は貴重なリラックスタイム&熟慮の時間(一方、肉体的には格闘してる時間)であったのだが。(←これがイカンのだよ、これが。)
便後は、満腹感みたいな腹のはりがいつもあり、「あぁ、すっきりした」なんて感じたことはほとんどなかった。相当、腹筋を圧迫してたのであろう。



調子よくなった健康食品

世に健康食品と呼ばれるものがある。その中に、「アオバ」というSODなんとかのどうしたこうしたがあり、それを一時食べてた。
なんか、葉緑素と抹茶ときなこをまぜたような味であったが。毎日かかさず食べてた頃は、排便の調子もよく(わりと柔らかめで、ほぼ毎日もよおす)、又、朝食もよく食べられた。そして、おしりのほうも調子よくなりつつあった。
この以前は、排便後の露出が指で押し戻しても戻りにくくなっており、自然復旧に1〜2時間以上かかる状態であった。
この「アオバ」とても美味しいとは思わないが、長男(当時3歳前)は「美味しい、美味しい」と言ってよく食べてた。ただ、高価なのが最大の難点であった。仕入れのルートも変わり、手に入らなくなってしまったのが残念である。そして、再び戦いは過酷になっていく。



戻る瞬間の気色悪さ

あれ(脱出した内痔核)が内臓に戻る瞬間の気色悪さは、経験者でないとわからないであろう。逆に気持ちイイって人もいるかもしれないが…??
なんか「あぁ、ウンコが出る、出るぅ」って感触があり、「も、もぅだめぇぇ…、アウッ、ふ」って瞬間、ムリュって引っ込んじゃう。そうしたら不思議なことに痛くなくなる。ホント不思議である。

この戻りがだんだん遅くなっていき、脱出時の痛みも増してきたのである。96年(当時35歳)位からは、1〜2時間とかいうレベルではなく半日から1日がかりとなり、風呂入って寝てる間にやっと戻るという状態に陥ってしまったのである。



痛くて拭けない

排便の後って、痛くて拭くのがつらい。2枚重ねのソフトタイプのトイレットペーパですら痛いのである。しょうがないから、泣き泣きチョロって拭いてるって感じである。拭くって言うより、便器の水を指につけて優しぃく触れた後、ソロッと抑える程度しか出来ない。ツライ。

タイの公衆便所のように、紙がなく、かわりに水の入った瓶がおいてあるほうがいい位である。現実(タイ出張時)は、そんな公衆便所で用足しをする気にはとてもなれなかったけど。(笑)



恥ずかしい必需品

ポケットの中に必需品があった。一つは、痔の薬(プッシュ式のモノ。座薬は脱出している時は痛くて挿入できなかった)、もう一つは、ナプキンである。
ナプキンってのは、女性の生理用のものである。妻の発案でナプキンを使ってみだしたのであるが、なかなか重宝した。約2年間の間にいろいろな種類を試したりして、夫婦でナプキン談義などをして(笑)

パンツはビキニタイプの上に、念の為(←何故に?)トランクスをはいていた。本当はトランクス派だけど、生理用パンツみたいなもの。ちなみに、トランクスにはナプキンがうまくひっつかない(テープはついていても)ので要注意。

独断と偏見のナプキン評

ロリエナイティ:最初に使ったのがこれ。ナイト用だけあって厚みもありよいのだが、痔主にはハネは不要。またかさばるのでナイト用はこれしか試していない。

ウィスパースーパースリム:薄くて吸収力も良い。後戻りしないのはウィスパーが1、2と思う。ただし、テープ(パンツ側)の粘着力がやや弱いことと薄い分「痛い」。携帯(補助)用としては良いが。

ボディフィット:飯島直子がCMしてたので使ってみた。でも、厚さ(薄すぎるとちょっと痛いんですよ)、肌ざわりともマル。それに、ずれにくい。どうしても、会社の中で取り替えるのが難しい(始末に困る!)ので、女性よりも長時間していることになるのがネック。その結果、柔らかいのだけど紙質(?)に近いのか長時間してるとボロボロになりやすい。

ウィスパー:最近粘着力良くなった、包装がよい(丸めて捨てる時にあのテープが効果的!)。なによりも最もサラッとしている。

センターイン:満を持しての?資生堂のナプキン。サラサラ感をはじめ機能的にはウィスパーに匹敵。薄さも良い。もうチョイ柔らかめで包装(捨てる時のことを考えて!)に一工夫あればベリギュゥゥ。かな?



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